2028年はロサンゼルスオリンピック
カリフォルニアの風がそよぎ、燦々と太陽が降り注ぐ都市。ロサンゼルスが、再び世界を迎える舞台となる。
2024年のパリオリンピックの次は、第34回夏季オリンピックとして2028年7月14日から30日までの16日間、アメリカ・ロサンゼルス(LA)オリンピックで開催されます。1932年、1984年に続き、ロサンゼルスでは3度目の開催となる今大会は、持続可能性と多様性をテーマに掲げ、革新的なオリンピックの姿を世界に示すことを目指しているそうで、どのような大会になるのかが楽しみです。(この記事は特に陸上だけにフォーカスした内容になっており、最新情報は各公式サイトから収集願います。)
大会の特徴とビジョン
●既存施設の活用を最大限に活用。LAメモリアルコロシアムやSoFiスタジアムなど、既存のスポーツインフラを活用し、仮設施設も再利用可能な資材で構成され、環境負荷を最小限に抑える。
●エナジー・ポジティブ・ゲームズ。再生可能エネルギーの活用により、大会で消費する以上のエネルギーを生み出すことを目指す。
●廃棄物ゼロの取り組み。強固なリサイクルプログラムを導入し、廃棄物ゼロの達成を目指す。
注目競技(予定)
LA28では、都市型イベント(ストリート競技)、ロサンゼルスの街中で開催できる短距離走やジャンプ競技など、観客との距離が近い形式で競技が見られるように検討されています。
パリオリンピックからなくなる陸上の種目(予定)
- マラソン競歩混合リレー:競技時間の長さや視聴者への訴求力が課題とされ除外される可能性があります。
見直し・再編が検討されている種目(予定)
- 混合4×400mリレー:男女混合種目として注目されてきましたが、競技構成や放送時間の都合から再編が返答されています。
- 十種競技・七種競技のポイント制度:得点計算方式の見直しが検討されており、競技の公平性と理解しやすさを高める方向で調整中だそうです。
まとめ
現在、アメリカを拠点に活動している日本人陸上選手には、世界レベルの競技力を求めて渡米した注目アスリートが複数います。100M・200Mのサニブラウン・アブデル・ハキーム、小池祐貴、跳躍の橋岡優輝、400M中島佑気ジョセフ、佐藤風雅ほか。これらの選手は、アメリカの高度なトレーニング環境、競争力のある大会、そして世界トップレベルのコーチ陣のもとで技術とフィジカルを磨いています。特にスプリント種目では、アメリカの環境が記録向上に直結するケースが多く見られます。2028年ロサンゼルスオリンピックでは、彼らの挑戦が世界の舞台でどのように花開くのか、大きな注目が集まりますね。